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垂直磁気記録方式[すいちょくじききろくほうしき]
垂直磁気記録方式(すいちょくじききろくほうしき)は、磁化膜(磁性体)に対して垂直に磁化する記録方式。1975年当時東北大学教授(現・東北大学名誉教授・東北工業大学学長・理事長)の岩崎俊一により、従来の水平磁気記録方式に対する優位性が提唱された。六角板状バリウムフェライトなどの磁性体を使った垂直磁気記録テープは1970年代後半に実用化された。また1980年代にはMOで採用、2004年以降は磁気ディスク、特にハードディスクドライブにも採用されている。 磁気ディスクにおいては長らく水平磁気記録方式が使用され続けていたが、この方式では安定して大容量化することが困難であった。垂直磁化記録方式も知られてはいたものの、技術的に実用化が難しいとされていた。 2000年に入り、強磁性体や薄膜ヘッドの著しい進歩の結果として東芝が2005年、垂直磁気記録方式を採用した磁気ディスク装置を世界で初めて商品化、磁気ディスクの大容量化がますます加速した。 ==特徴== 垂直磁気記録方式では、水平磁気記録方式のような隣接した磁区同士の反発がなく、磁力が弱まるどころか強め合う作用があるため、安定して大容量化することが容易である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「垂直磁気記録方式」の詳細全文を読む
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