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城のなかの人 : ウィキペディア日本語版
城のなかの人[しろのなかのひと]

城のなかの人』(しろのなかのひと)は、星新一が発表した日本の歴史短編小説。および、同名の短編を表題とした歴史短編、時代短編小説集のタイトル。
== 収録作品 ==

=== 城のなかの人 ===
「自由新聞」1971年9月14日号から1972年1月25日号に連載された。連載時のタイトルは『城の中の人 秀頼伝
豊臣秀頼を主人公に、秀頼の視点で元服から自害までを描く。
大坂城で産まれ、城の中だけで何不自由なく暮らし、外の世界のこと、そして父豊臣秀吉のことはほとんど何も知らぬ子供のまま、体だけは成人して妻千姫を娶った秀頼。だが、その秀頼に徳川家康という「外の世界」の脅威が迫る。
そして初陣の大坂冬の陣で体よく騙され、無残に堀を埋め立てられ傷つけられた大坂城を見た秀頼は、はじめて「外の世界」の悪意と過酷さを知る。
秀頼同様の「苦労しらずの二代目」で、秀頼同様に父が一代で築き上げたものを保てず失った星の自伝的要素が強い作品。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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