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『埤雅』(ひが)は、北宋の陸佃(りくでん)によって編集された辞典。全20巻。主に動植物について説明した書物である。 同様に動植物を分類して説明した書物に南宋の羅願による『爾雅翼』がある。 == 成立 == 『宋史』によると〔『宋史』巻343・陸佃〕、陸佃は字を農師といい、越州山陰(今の浙江省紹興市)の人であった。王安石の門人であり、王安石の改革には必ずしも賛成でなかったが、改革が失敗に終わった後も忠誠をつくした。神宗、哲宗、徽宗に仕え、官は尚書左丞にのぼった。 なお、陸游は陸佃の孫である。 陸佃の没後、子の陸宰によって宣和7年(1125年)に書かれた『埤雅』の序文によれば、陸佃は『詩経』中の動植物に関する深い知識があった。北宋の神宗が熙寧年間に科挙の改革を行い、試験範囲から詩賦を除いて経学を主とするようになって以降、陸佃の講義は人気が高まった。陸佃はその内容を書物にすることを提案し、まず説魚・説木の2篇を神宗に進上した。はじめ書物は『物生門類』という題であったが、完成前に神宗が崩御した。その後、陸佃は40年をかけて書物を改訂し、『爾雅』の補佐となる書物という意味で『埤雅』と名づけた。 『直斎書録解題』に『詩物性門類』8巻が見え、著者不明だが、おそらく『埤雅』の稿本であろうと言っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒ雅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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