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基地防空用地対空誘導弾 : ウィキペディア日本語版 | 11式短距離地対空誘導弾[ひとひとしきたんきょりちたいくうゆうどうだん] 11式短距離地対空誘導弾(ひとひとしきたんきょりちたいくうゆうどうだん)は、防衛省技術研究本部が開発した短距離防空用地対空ミサイルシステム。陸上自衛隊と航空自衛隊で取得が開始されている。航空自衛隊用は仕様が一部異なり「基地防空用地対空誘導弾(きちぼうくうようちたいくうゆうどうだん)」という名称が付けられている。 == 概要 == 81式短距離地対空誘導弾の後継となる地対空誘導弾システムである。 開発は、1999年(平成11年度)-2002年(平成14年度)まで技術研究本部で行われた「将来対空地対空誘導弾の研究」の成果を生かして、平成17年度(2005年)-平成21年度(2009年)に行われた〔平成22年度 事後の段階の事業評価 短SAM(改Ⅱ)/基地防空用地対空誘導弾 主旨 〕〔平成22年度 事後の段階の事業評価 短SAM(改Ⅱ)/基地防空用地対空誘導弾 本文 〕〔平成22年度 事後の段階の事業評価 短SAM(改Ⅱ)/基地防空用地対空誘導弾 資料 〕。開発段階では「短SAM(改II)」〔平成22年度ライフサイクルコスト管理年次報告書 (防衛省公式サイト)〕と呼称されていたが、平成23年度(2011年)防衛予算の政府案決定概要で「11式短距離地対空誘導弾」の制式名称が判明した〔平成23年度防衛予算の概要 (防衛省公式サイト)〕。 本システムは、いずれも車載式の射撃管制装置と誘導弾発射装置で構成される。射撃管制装置はアクティブ方式のフェーズドアレイレーダーを装備し、3 1/2tトラックに搭載される。誘導弾発射装置は四連装で、陸上自衛隊では3 1/2tトラック、航空自衛隊では高機動車に搭載される。射撃管制装置及び誘導弾発射装置を搭載した車両には車体固定用のジャッキが装備されている。 81式からの改良点は、発射方式がキャニスター発射方式に改められ、整備性・取扱性が改善されていることと、性能向上により超音速あるいは小型の空対地ミサイルや巡航ミサイルにも対処可能になっていることである。誘導方式はアクティブ・レーダー・ホーミング方式となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「11式短距離地対空誘導弾」の詳細全文を読む
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