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基本ブロック[きほんぶろっく] 基本ブロック(きほんブロック、)は、コンピュータにおいて、一つの入り口(すなわち、内部のコードが他のコードの分岐先になっていない)と一つの出口を持ち、内部に分岐を含まないコードを指す。基本ブロックの開始点には、他のコードからジャンプすることができる。基本ブロックの終了点は、他のコードへのジャンプ命令(あるいは、ジャンプの一つ前の命令)である。 基本ブロックは通例コンパイラ最適化を行う最小単位であり、制御フローグラフにおけるノードや頂点である。 基本ブロックにおけるコードとは、ソースコードでもアセンブリ言語でも、またその他の命令列であっても良い。 == 定義 == 正式な定義では、各位置におけるコードがグラフ理論上支配するか、あるいはその命令より後に置かれたコードより先に実行され、命令列の二つの命令の間には別の命令が実行されることがない場合、命令列は基本ブロックを形成する。この定義は慣れ親しんだものとは異なり、たとえば他のジャンプから参照されないラベルへの無条件のジャンプが許容される。この定義ではアルゴリズムを構築する際にも基本ブロックの考え方を用いることができる。 あるブロックの終端に到達した後、次に制御を移すブロックは「後任者(successor)」と呼ばれ、制御を渡してきたブロックは「前任者(predecessor)」と呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「基本ブロック」の詳細全文を読む
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