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年金手帳[ねんきんてちょう]
年金手帳(ねんきんてちょう)とは、日本において公的年金制度の加入者に対して交付される、年金に関する情報が記載された手帳である。 == 概要 == 日本年金機構(旧・社会保険庁)が運営する公的年金制度(国民年金・厚生年金・船員保険)の被保険者であるという、身分証明するための手帳である。年金制度の運営責任は国にあるため、年金手帳の発行名義人は日本国政府(厚生労働大臣)の名義で発行される。 なお、加入している公的年金制度が公務員等の共済組合や、日本私立学校振興・共済事業団が運営する共済のみの者には交付はなく、基礎年金番号制度が始まった1997年(平成9年)以降「基礎年金番号通知書」が交付されるだけである。 加入者1人につき1冊交付され、基礎年金番号も一生涯にわたり有効であるため、大切に保管する必要があり、自分自身の「基礎年金番号」などが記載されている。公的年金制度共通のものであり、転職などで加入する年金が変わっても、新たに交付されることはなく、同じ手帳・基礎年金番号を共通して使うことができる。企業に入社する際の厚生年金への加入手続きや、年金を受給する際の手続きなど、年金に関するほとんどの場面で必要となる重要なものである。 表紙の色がオレンジとブルーの2種類がある。基礎年金番号が導入された1997年(平成9年)以降に交付された年金手帳は、手帳に基礎年金番号が記載されるため、旧来のものと区別するためにブルーの色になった(#変遷)。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「年金手帳」の詳細全文を読む
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