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埼玉県所沢市ガソリンスタンド店員放火殺害事件[さいたまけんところざわしがそりんすたんどてんいんほうかさつがいじけん]
埼玉県所沢市ガソリンスタンド店員放火殺害事件（さいたまけんところざわしガソリンスタンドてんいんほうかさつがいじけん）とは、2010年8月に埼玉県所沢市で発生した放火強盗殺人事件である。
== 現場状況 ==
2010年8月12日午前4時頃、所沢市にあるガソリンスタンドの事務所が燃えているのを通行人が発見し119番した〔 msnニュース『ＧＳから出火 店員、全身やけどの重傷 埼玉・所沢』 （2010/8/12付、2011年1月9日閲覧）〕。駆けつけた消防隊員や所沢警察署が事務所の外で倒れている同店の店員の男性（当時67歳）を発見。男性は病院に運ばれたが、重傷の全身やけどを負い5日後に死亡した〔。
所沢警察署の調べによると、火災当時は24時間営業の同店は営業中で、事務所内には男性だけしかいなかった。火災発生後「現場から立ち去る人がいた」と目撃証言もあり、更に事務所内に設置されていた防犯カメラの映像を記録するビデオデッキやパソコンがなくなっていた〔msnニュース『所沢ＧＳ火災、やけどの従業員死亡 放火・殺人の疑いも 事務所内で油検出』 （2010/8/17付、2011年1月9日閲覧）〕。さらにその後の調べで、事務所内からは油性反応が出ており、放火殺人事件と見て埼玉県警察に特別捜査班を設置した〔。
県警は延べ約2千人の捜査員を投入して、約1200世帯、約1500人に聞き込みをするも、未明に起きた事件で目撃者が少ないことなどから、捜査は難航、容疑者の検挙にもいたらず、長らく未解決となっていた〔msnニュース『【ニュースの核心】所沢ガソリンスタンド放火殺人から２カ月 遺族は「帰ってきてくれるのではと思うことも…」』 （2010/10/15付、2011年1月9日閲覧）〕。しかし、事件発生から2年半後の2013年2月14日に元従業員が強盗殺人と現住建造物等放火の疑いで逮捕された〔msnニュース『ＧＳに火をかけ店員を殺害 強盗殺人容疑で元従業員逮捕「よく分からない」埼玉県警』 （2013/2/14付、同日閲覧）〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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