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堤中納言物語[つつみちゅうなごんものがたり] 『堤中納言物語』(つつみちゅうなごんものがたり)は、日本の平安時代後期以降に成立した短編物語集。編者は不詳。10編の短編物語および1編の断片からなるが、成立年代や筆者はそれぞれ異なり、遅いものは13世紀以後の作品と考えられる。 == 概要 == 10編中の1編「逢坂越えぬ権中納言」以外の著者・詳細な成立年代は不詳である。ただし、文永8年(1271年)成立の『風葉和歌集』に同編および「花桜折る少将(中将)」「はいずみ」「ほどほどの懸想」「貝合はせ」から歌が入集しているため、これらの物語が文永8年以前の成立であることは確認できる。10編の物語の中のいずれにも「堤中納言」という人物は登場せず、この表題が何に由来するものなのかは不明である。複数の物語をばらけないように包んでおいたため「つつみの物語」と称され、それがいつの間にか実在の堤中納言(藤原兼輔)に関連づけられて考えられた結果として堤中納言物語となった〔国文学者・武田祐吉によるもの。〕、など様々な説がある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「堤中納言物語」の詳細全文を読む
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