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塚本佳子 : ウィキペディア日本語版
塚本佳子[つかもと よしこ]
塚本 佳子(つかもと よしこ、1972年 - )は茨城県出身の著作家。主にパズル・占い・格闘技に関する編集プロダクションである夢現舎(オフィスMugen)にて雑誌『新極真空手』編集長を経た後、同社取締役副代表。格闘技に関連した本は本名で執筆するが、心理学、占いの本はさくら美月名義で執筆している。
2014年には夢現舎を退社、「北欧雑貨の店 Fika」を開店し、新たな活動を展開している。
== 評価 ==
格闘技に関する著書は小島一志と共著の作品が多い。小島と並び、取材をしていないといったクレームが寄せられている。
小島・塚本著『大山倍達正伝』の183頁(塚本執筆個所)に、金致淳の発言として「当時(1940年代)、明治大学程度までなら試験こそあれ誰でも入れました。拓大となれば入学試験さえなかったんじゃないですか? 差別的な意味で言うのではありません。現実がそうだったということです。でも早稲田は簡単じゃありませんでした。」という記述があった。拓殖大学学友会・岩武光宏はこれを問題視し、小島一志にメールを送った。岩武は当時の拓大が難関校であった根拠として、『拓殖大学80年史』の「志願者も急増し、競争率は平均17倍、語学によっては20倍をはるかに越える難関を突破しなくてはならなかった。この事実を見ても、本学の隆昌をうかがい知ることができる」という個所等を挙げた。小島からは数日後に返信があり、「拓大の件は、拓大事務局、拓大空手部OB会、学友会への取材と、さらに当時拓大に在籍していた20名近い方々の取材を経て、あくまで客観的なインタビューとして紹介したもの。岩武さんのご指摘は真摯に受け止めさせて頂く」とあった。しかしその後、拓大側は全く取材された事実はないと明らかにした。〔「武道・格闘技匿名座談会 後編」月刊フルコンタクトKARATE2007年8月号 125-127頁〕。
小島・塚本著『大山倍達の遺言』では、同書で取上げた新極真会から「2006年11月24日に取材拒否を発表して以降、一切接触はなく、新極真会に関する記述は全て憶測に基づくものである」という声明を発表されている。2013年5月25日には大山倍達の三女・大山喜久子からも「同書は遺族に許可なく出版されたものであり、売名の為の作り話である。勝手に父の氏名を使わないでもらいたい。」と否定されている。書評家の吉田豪は、本書をオフィスMUGENが本書の発売後すぐに、極真会館(松井派)から機関紙の編集業務を委託され、事務所を松井派ビル内に移転したことに触れ、「中立的に執筆されていない〔吉田豪 「書評の星座」『ゴング格闘技』 2012年7月号 8月号。〕」と書評している。
そのほか、夢現舎編『バカウケなぞなぞ大全集』(主婦と生活社,2007)において、Webサイト「T&Y なぞなぞ」からの盗作疑惑が発覚した。同サイト管理人が夢現舎に問い合わせたところ、作者からは「インターネットは一切見ていない、自分のオリジナルである」との返答を得た。塚本は夢現舎副代表として、「作家を守る義務があるため、作家名は明かせない」「長年お付き合いのあるこの作家を信頼している」「全てが『オリジナル』という自負のもとに本書も世に送り出した」と回答した。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「塚本佳子」の詳細全文を読む



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