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塩素化パラフィン[えんそかぱらふぃん]
塩素化パラフィン(えんそかパラフィン、。塩化パラフィンとも)は、アルカンに塩素を結合させた有機塩素化合物の総称である。そのうち、炭素数10から13のものを短鎖塩素化パラフィン(SCCPs)という〔(産業技術総合研究所)〕。塩素とノルマルパラフィンまたはパラフィンワックスを原料とし〔(味の素ファインテクノ)〕、用途に応じて様々な塩素化率の製品が製造される。 == 用途 == 難燃性、疎水性、可塑性、絶縁性、金属に対する高圧下での潤滑性を有し、安価であることから難燃剤、ポリ塩化ビニル用可塑剤、潤滑油添加剤などとして利用される。日本では「エンパラ®」(味の素ファインテクノ〔難燃剤「レオフォス」「エンパラ」 (味の素ファインテクノ)〕)、「トヨパラックス®」(東ソー〔トヨパラックス (東ソー)〕)などの商品名で販売されている。切削油をはじめとする金属加工用剤としても利用されたが、後述のとおり環境への影響の懸念による自主規制から、日本では2007年以降はこの用途での利用は行われなくなった。最大の生産国は中華人民共和国で、2008年には45トンの生産が報告された〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩素化パラフィン」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chlorinated paraffins 」があります。
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