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変位(へんい、)とは、物体の位置の変化のこと。変位の対象は、古典力学での質点の位置であったり、結晶(固体、あるいは結晶表面やそれに吸着した原子、分子など)での原子の位置(原子変位)であったりする。表記は、変位の大きさに着目する ''x'' , ''d'' のような場合や、変化した前後の位置の差であるという点に注目する Δ''r'' という場合がある。物理量としての変位はベクトルで使うことが多く、変位ベクトルと呼ばれる。 物体の位置を表現するには原点からの位置ベクトルを使う方法もある。どこかに基準点を定めるということでは変位もあまり違わないが、局所的な現象をあらわすときには基準位置とそこからの変位で記述したほうが簡単になることもある。変位''x'' と位置ベクトル''r'' は次の式で変換できる。 : ここで''r''0 は基準点の位置ベクトルである。'x'' と位置ベクトル''r'' は次の式で変換できる。 : ここで''r''0 は基準点の位置ベクトルである。' と位置ベクトル''r'' は次の式で変換できる。 : ここで''r''0 は基準点の位置ベクトルである。'r'' は次の式で変換できる。 : ここで''r''0 は基準点の位置ベクトルである。' は次の式で変換できる。 : ここで''r''0 は基準点の位置ベクトルである。'r''0 は基準点の位置ベクトルである。'0 は基準点の位置ベクトルである。 == 例 == ばねにつないだ物体の運動では、物体の位置はばねの自然長の位置を基準とした変位であらわすのが便利である。このとき物体の位置エネルギーは、次のような式で表せる。 : ここで ''x'' はばねの自然長の位置を基準とした変位、''k'' はばね係数である。 物体にかかる重力は基準位置(とエネルギーの基準点)を動かすだけだから、ばねがどんな方向を向いていても、また重力がかかっているときでもこの式は変更する必要がない。このようにばねの運動では変位を含む部分が本質的といえる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「変位」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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