|
夊部(すいぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では35番目に置かれる(3画の6番目)。 夊字は『説文解字』によると「歩みが遅い」という意味であり、人の両脚「ク」に「」が入り、引こずるものがあることを表しているとする。「夂」と異なり、右払いの先頭が突き出た字形である。しかし、甲骨文字を見ると「夂」と「夊」とは同形であり、同じく足の形に象っている。偏旁の意符としては行くことや足に関わることを示している。夂が上部にあるのに対し、夊は下部(脚や繞)に置かれ、その意味の違いは字形よりもその配置に由来すると思われる。 夊部はこのような意符を構成要素とする漢字を分類している。 なお日本の新字体、中国の新字形(印刷字体を整理したもの。簡化字のみならず繁体字にも及ぶ)においては「夊」の字形を「夂」に統合している。夊部以外の「愛」や「憂」などもこれに従う。 == 部首の通称 == * 日本:すいにょう・すいにゅう・なつあし(「夏」字の脚から) * 中国: * 韓国:(cheoncheonhi georeul soe bal bu、ゆっくり歩く夊の脚の部) * 英米:Radical go slowly 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夊部」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|