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夏の高校野球岩手大会実況中継(なつのこうこうやきゅういわてたいかいじっきょうちゅうけい)は、毎年7月中旬から下旬開催の「全国高等学校野球選手権岩手大会(主催:朝日新聞、岩手県高野連)」を実況中継するテレビ及びラジオ番組である(IAT岩手朝日テレビとNHK盛岡放送局で放送)〔1996年まではテレビ岩手(TVI)でも、2013年まではIBC岩手放送でもそれぞれ中継していた。〕。いずれも主会場の岩手県営野球場で行われる試合を中継し、加えて他球場の結果・途中経過も随時(字幕・生中継映像・VTRを挿入する形で)放送する(雨天順延)〔IATは花巻市総合運動公園野球場(放送案内上の名称は「花巻球場」)にも局アナをリポーターとして現地派遣。県営球場における試合の幕間でそちらの途中経過を挿入する他、県営球場の当日最終試合(第2・第3・第4試合)が中継枠より早く終わった場合はクッションとして、花巻球場の試合の模様を放送予定時間終了時まで実況中継している場合がある(花巻球場へ派遣されたリポーターアナが実況を兼務)。同様の放送はIBCも2013年まで実施していた。〕〔決勝戦終了後には「優勝校監督・主将への場内共同インタビュー」が行われ、そのインタビュアーは事前に抽選で決定される(IAT・IBC・NHK盛岡放送局いずれかのアナがインタビュアーを担当。1996年まではテレビ岩手アナも勝利監督へのインタビュアーを務めた事がある)。〕。 == 岩手朝日テレビ == 開局した翌年〔(1996年の大会開催中は試験電波を発射していた段階で、テレ朝系列局として本放送を始めたのは大会開催から3ヶ月経過後)。〕、1997年より実況中継を開始〔地区予選制度があった時代は、地方大会はテレビ岩手、県大会決勝戦はIBC岩手放送が1987年まで担当。岩手大会が全県参加形式になった1988年からIAT開局前の1996年まではテレビ岩手の担当だった(1969年12月1日に開局したTVIは、1970年1月1日~1980年3月31日まで「NNNとのクロスネット」形式でANNにも加盟。翌4月1日よりNNN単独局へ移行して現在に至る)。〕。毎年開会式・1回戦から決勝戦までローカルセールス枠をフル活用して実況生中継している。ただしネットワークセールス番組(テープネット番組の代替放送枠)がある関係上、プロ野球中継とは異なり当日の最終試合終了まで放送時間を延長することはできない(準々決勝以降の中継は時間延長あり)〔高校野球岩手大会期間中は一部レギュラー番組の時間変更及び休止が実施される(月~金午前の中継は9:55~11:35まで放送。これに伴い「ワイド!スクランブル」は10時半からの第1部を休止して12時半の第2部から飛び乗りに変更。4回戦以降は「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」の放送時間を移動、「さんぽサンデー」と「サンデースクランブル」を休止、「新婚さんいらっしゃい」と「パネルクイズアタック25」の放送時間を12時台へ繰り上げ。準々決勝・準決勝・決勝の中継が月~金に当たる場合、「ワイド!スクランブル第2部」休止と「おしゃべりクッキング」放送時間移動を実施したうえで、12時半又は12:45より放送開始)。なお「試合を全て雨天中止順延」とする旨が当日朝7時の段階で決定した場合、及び休養日の場合はレギュラー編成(通常番組の放送)となる。〕。また花巻市総合運動公園野球場・八幡平市総合運動公園野球場・金ヶ崎町森山総合運動公園野球場へも(IATのアナ或いは記者をはじめとする)中継・取材担当スタッフを派遣し、それら球場で行われる試合を予備カードとして実況中継する事もある。 2010年からは、他局のように中継車を用いた中継ではなく、岩手県営野球場内に部屋を借りてハイビジョン中継用機材を整えるハイビジョン制作〔制作技術のあつ~い夏!!! (IAT雑学王より)〕方式へと移行。2014年より「5.1chサラウンドステレオ」による中継を開始している。 中継タイトルは、1997年から2008年までは「夏!瞬間(西暦年)」、2009年より「白球ライブ!(西暦年)」を使用している。2009年からは、岩手大会の開会式から決勝戦までの名場面をIATアナ実況音源を交えたダイジェスト永久保存版(IAT中継映像の中から特に印象的な場面を無作為に抽出・編集する形)としてDVDにまとめ、一般販売を開始した(毎年7月中旬より岩手県内の主要書店にて先行予約を受付・発売は毎年9月1日。) 他地区ANN系列局が視聴率低迷やスポンサー難などにより放送時間を縮小していく中、IATは「開会式・1回戦から決勝戦・閉会式まで全日程中継」を開局当初から今日まで貫いている(他県の地方大会中継状況は「全国高等学校野球選手権大会#民放での中継」項を参照〔IAT同様「夏の高校野球地方大会を開会式・1回戦から決勝戦・閉会式まで生中継」する局・地区は2015年時点で10地区11局ある。〕〔ABC場合、大阪大会はテレビで決勝戦のみ、甲子園での全国大会はテレビ・ラジオで「1回戦から決勝戦まで実況生中継」している。キー局のテレビ朝日で放送する高校野球中継はABC制作の開会式のみ。〕)。 試合放送中は各校への応援メッセージをFAX及びEメールで受け付け、メッセージは実況アナが随時紹介する。 IAT放送席は岩手県営野球場のバックネット裏観客席上段(3塁側寄り)に設けられ、同局ロゴが描かれた社旗が掲示される。 なおIATの高校野球岩手大会中継では(試合の結果・途中経過速報・各出場校の情報などをデータ放送画面上で流す)「番組連動データ放送」は実施しておらず、試合の結果・途中経過速報配信は同局公式サイト内でのみ実施している(モバイル・スマートフォンに対応)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夏の高校野球岩手大会実況中継」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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