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外リンパ瘻 (がいりんぱろう、)とは、様々なタイプの難聴・耳鳴り・めまいを症状とする内耳疾患である〔切替 一郎 原著 野村 恭也 編著 『新耳鼻咽喉科学 第10版』、南山堂、2004、P170-171、ISBN 4-525-37020-3 〕〔日本めまい平衡医学会・めまいの診断基準化のための資料・外リンパ瘻 2011.01.09閲覧〕〔日本医科大学付属病院・耳鼻咽喉科学頭頸部外科・疾患の解説・外リンパ瘻 2011.01.09閲覧〕。 難聴の経過は、突発性、急性、進行性、変動性、再発性など様々である。めまいの場合には、フラフラ感、くらくら感などのはっきりしないめまい感を呈することが多い。様々な難治性めまい、平衡障害と診断されていることがある。 内耳窓破裂症ということもある〔新須磨病院・外リンパ瘻 2011.01.09閲覧〕。 == 概要 == 外リンパ瘻の発症の要因には様々なものがあり、4つのカテゴリーに分類されている。 1外傷、中耳・内耳疾患(真珠腫、腫瘍、奇形、半規管裂隙など)、中耳や内耳の手術など。 2外因性の圧外傷、すなわち、爆風、ダイビング、飛行機搭乗など。 3内因性の誘因、すなわち、はなかみ、くしゃみ、重量物運搬、力みなど。 4明らかな原因、誘因がないもの。(イディオペイシック) 鼓室、脳脊髄液圧の変化により内耳窓を介して鼓室と内耳の間に大きな圧差が生じ、内耳窓(前庭窓ないし蝸牛窓)など生じた瘻孔から、外リンパ液(髄液)が内耳から鼓室腔へ漏出し、聴覚・平衡障害を生じる疾患である。つまり、平衡感覚や聴覚をつかさどっている内耳の状態が不安定になったため、めまいや聞こえ難聴などの症状が起きるのである。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「外リンパ瘻」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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