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外山警部補殺害事件[とやまけいぶほさつがいじけん]
外山警部補殺害事件(とやまけいぶほさつがいじけん)とは、1967年1月5日に鹿児島県川内市(現・薩摩川内市)で発生した警察官殺害事件〔 。〕。川内署太平橋派出所の外山輝宣巡査が強盗犯人を追跡中に殺害されたもので、鹿児島県警察学校では「体を張って市民に尽くす警察官の原点」として代々語り継がれている〔19歳の殉職 語り継ぐ 県警察学校資料室に制服 誇りや使命感学ぶ=鹿児島(読売新聞西武朝刊 2012年7月5日 35頁)〕。 == 事件概要 == 1967年1月5日午後10時35分頃、鹿児島県阿久根市の道路上で、帰宅途中の外交員の女性(当時36歳)が、保険証書と現金2300円入りのハンドバッグがひったくられた〔。緊急配備中、川内市大平橋派出所前の国道3号で行っていた検問を乗用車が突破したため、派出所配属の外山輝宣巡査(当時19歳)は、同じ派出所の巡査(以下、同派出所巡査)が運転するパトカーに同乗して追跡し、約4km先で追いついた〔。同派出所巡査が本署と無線連絡中、外山巡査は車から降りて約30m離れた田んぼに逃げ込んだ犯人を追い込んだが激しい格闘となり、外山巡査は犯人が隠し持っていた包丁で胸や頭など6箇所を刺された〔〔。犯人はそのまま逃走し、外山巡査は駆けつけた同派出所巡査に「署長どん、すみません。犯人を逃がして」と言い残して病院に運ばれたが、6日午前2時25分頃、出血多量で死亡した〔〔。 犯人である男性(当時24歳)は2月22日に逮捕され、12月5日に鹿児島地裁で懲役15年の実刑が言い渡され、控訴しなかった為、刑が確定した〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「外山警部補殺害事件」の詳細全文を読む
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