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多巣性運動ニューロパチー : ウィキペディア日本語版 | 多巣性運動ニューロパチー[たすせいうんどうにゅーろぱちー] 多巣性運動ニューロパチー(multifocal motor neuropathy、MMN)は感覚障害を伴わない左右非対称の上肢遠位優位筋力低下と筋萎縮を主徴とする後天性の慢性脱髄性末梢神経疾患である。萎縮筋に線維束攣縮やミオキミア、筋痙攣がしばしばみられるため筋萎縮性側索硬化症(ALS)との鑑別が重要となる。 == 歴史 == CIDPの多くは左右対称性の臨床像をとる典型的CIDPであるが左右非対称で上肢優位脱力を主症状とするCIDPにおける亜型であるMADSAMの発見はCIDP臨床像の幅を大きく広げた。それら左右非対称病型のなかに、遠位筋萎縮が目立ち、感覚障害を欠く脱髄性ニューロパチーが存在することが1980年代半ばにChadら、Rothら、Parryらによって相次いで報告されている。多巣性運動ニューロパチーという疾患概念は1988年にGM1ガングリオシド抗体との関連に注目したPestronkらによって提唱された。以後、MADSAM(別名LSS)との異同が議論されたが、2013年現在では感覚障害を有するCIDP群とは異なる治療方針で扱われることが多い。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「多巣性運動ニューロパチー」の詳細全文を読む
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