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多情剣客無情剣[たじょうけんきゃくむじょうけん] 多情剣客無情剣(たじょうけんきゃくむじょうけん)は台湾の武俠小説家、古龍の武俠小説。「小李飛刀シリーズ」の一作目にあたる。続編的作品である『辺城浪子』には一部の人物で重複が見られる。 == 概略 == 主人公・李尋歓には相思相愛の恋人がいたが、友人がその女性を愛していると知り、自身は身を引いてしまう。だが、良かれと思って行ったことは決して良い結果をもたらさなかった。李尋歓はかつての恋人を忘れることができず悩み続け、今は人妻となった女もまた李尋歓への思いを忘れられずにいる。また、その友人は李尋歓に負い目を感じるとともに、自分より男として優れた彼に劣等感を持ち続けるのだった。 物語は、長年故郷を離れていた李尋歓が阿飛と名乗る謎の青年と出会い、親友となるところから始まる。そして、阿飛と一緒に行動しているうち、李尋歓は二度と会うまいと思っていたかつての友人、恋人とも再会を果たしてしまうのだった。 なお、「小李飛刀シリーズ」において直接的に李尋歓が登場するのは『多情剣客無情剣』のみだが、「小李飛刀シリーズ」その他の作品にも李尋歓の弟子である葉開など「小李飛刀」の使い手が登場する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「多情剣客無情剣」の詳細全文を読む
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