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多板綱[たばんこう]
多板綱(たばんこう)は、軟体動物の一群で、一般的にはヒザラガイ類として知られている。扁平な体で、背面に一列に並んだ8枚の殻を持っており、現生の軟体動物では最も体節制を思わせる体制をもっている。 == 概説 == 多板綱(Polyplacophora)は、軟体動物の一群で、多数の殻を背面に前後に並べるのが特徴である。現生の軟体動物では最も多くの殻を持つ。一般にはヒザラガイ類とも言われ、ヒザラガイ綱の名が使われたこともある。日本ではヒザラガイを含め、いくつかの種を海岸で普通に見ることができる。いずれも、岩の上に張り付いて生活する動作の遅い動物である。 体が偏平で、下面は広い足となっていて基盤に吸着する点は腹足類と同じであり、特にアワビやウミウシのように全体が偏平なものはそれらと似ていなくも無いが、内部構造等には重要な差異があり別個の分類群となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「多板綱」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chiton 」があります。
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