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多田 千尋(ただ ちひろ、男性、1961年 - )は、日本の玩具・児童文化研究家、東京おもちゃ美術館館長。 東京都生れ。父は多田信作。明治大学法学部卒業後、ロシア・プーシキン大学に学ぶ。科学アカデミー就学前教育研究所、国立玩具博物館研究生として幼児教育・児童文化・おもちゃなどを研究。芸術教育研究所所長、TBSラジオ「全国こども電話相談室」回答者。乳幼児教育・子ども文化、高齢者福祉・世代間交流についても研究・実践している。 また、代表理事を務めるNPO日本グッド・トイ委員会では「東京おもちゃ美術館」の館長も務め、玩具を中心とした子どもと高齢者の遊び支援の一環として、「おもちゃインストラクター」を23,000人、「おもちゃコンサルタント」を5,500人養成。2008年3月には、新宿区と文化協定を結び、東京の四谷で閉校となった小学校に「おもちゃ美術館」(1,500平方メートル)を全面移転し、拡充を図る。 このミュージアムの木を大切にする試みが評価され、林野庁長官から感謝状を、年間10万人の入館者を集める経営手法が評価され、経済専門誌『週刊ダイヤモンド』からは日本の社会起業家30人の一人に選ばれる。また、寄付社会構築に大きく貢献したとされ、「2014クラウドファンディング大賞」「2014ファンドレイジング大賞」をそれぞれ受賞。 1988年には「日本福祉文化学会」の設立に参画。事務局長、理事・副会長を務める。さらに、高齢者アクティビティ開発センターを立ち上げ、高齢者福祉におけるアクティビティケアの重要性を唱え、「アクティビティインストラクター」(初級)、「アクティビティディレクター」(中級)の資格認定制度をスタートさせ、それぞれ1,000人、400人の資格認定者を育てる。 専門は児童文化論と高齢者福祉文化論、アクティビティケア論、早稲田大学では「福祉文化論」、お茶の水女子大学では「コミュニティ保育資源の活用」、明治大学では「NPOの経営学」などの教鞭をとる。 その他として、青年海外協力隊広尾訓練校講師を10年務めたことからJICAより感謝状を受ける。また、文部科学省中学校家庭科学習指導要領策定委員、TBSラジオ「子ども電話相談室」回答者、文化庁芸術選奨平成15・16・17年度推薦審査委員、国際長寿センター「子どもと高齢者の統合ケア研究部会」研究委員、「環境福祉研究部会」研究委員、長寿社会文化協会「在宅子育て支援活動を通した高齢者の生きがいづくモデル事業」研究委員などを歴任。 ==著書== *『おもちゃのフィールドノート』中央法規出版 福祉文化ライブラリー、1992 *『しかけおもちゃ工作』池田書店、1997 *『動くおもちゃ工作』池田書店、1998 *『リハビリ手遊び』芸術教育研究所監修 婦人生活社 やさしい手いきいき手遊び、1998 *『12カ月たいくつ知らず手づくり遊び』芸術教育研究所監修 婦人生活社 やさしい手いきいき手遊び、1999 *『ボケないレッスン なつかしい遊びでいきいきと』晶文社出版、2000 *『遊びが育てる世代間交流 子どもとお年寄りをつなぐ』黎明書房、2002 *『先生も子どももつくれる楽しいからくりおもちゃ』伊藤靖子絵 黎明書房、2002 *『いつでもできる親子あそび 春・夏・秋・冬・パーティで』ひかりのくに、2004 *『おじいちゃんは遊びの名人 三世代で楽しむ伝承遊び』ひかりのくに、2004 *『おばあちゃんは遊びの達人 三世代で楽しむ伝承遊び』ひかりのくに、2004 *『どこでもできる親子あそび 部屋・公園・川原・車の中で』ひかりのくに、2004 *『新米おばあちゃんはあそびの達人 お孫さんが0・1・2歳向き』ひかりのくに、2007 *『0〜3歳・3〜5歳木育おもちゃで安心子育て』黎明書房、2010 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「多田千尋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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