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多翼祭壇画 : ウィキペディア日本語版
祭壇画[さいだんが]

祭壇画(さいだんが)またはアルターピースaltarpiece)は、教会祭壇飾りのこと。具体的には、宗教的題材を描いたもしくはレリーフを、教会の祭壇背後の枠の中に取り付ける。祭壇画はしばしば2つないしそれ以上の分かれたパネルから成り、パネルは板絵(''en'')の技法で作られる。パネルが2つなら二連祭壇画 、3つなら三連祭壇画、それ以上なら多翼祭壇画と呼ばれる。彫刻群を祭壇の上に置くこともあるし、場合によっては、祭壇そのものを指すこともある。
もし祭壇が聖歌隊席と区切られていなければ、祭壇画の表裏に絵を描くこともできる。内陣障壁、背障も一般に飾られる。
有名な例としては、
*ヴェネツィアサン・マルコ寺院にあるビザンティン美術パラ・ドーロ
*フーベルト・ファン・エイクヤン・ファン・エイク兄弟の『ヘントの祭壇画
*ゴシック期のファイト・シュトースの祭壇画
*マティアス・グリューネヴァルトの『イーゼンハイム祭壇画』
などがある。
なお、祭壇の前を飾るものはアンテペンディウムという。
==二連祭壇画==
二連祭壇画(にれんさいだんが、英語:Diptych)は、2枚のパネルでできた祭壇画。二連祭壇画の中には、たとえばウィルトンの二連祭壇画(ウィルトン・ディプティク)のように、小さくて、持ち運びできるものもある。
なお、Diptychには別の意味もある。(ディプティクを参照)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「祭壇画」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Altarpiece 」があります。



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