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多賀宮 : ウィキペディア日本語版
多賀宮[たかのみや]

多賀宮(たかのみや)は三重県伊勢市豊川町にある外宮(豊受大神宮)の境内別宮である。第62回神宮式年遷宮2013年)では、別宮の中では荒祭宮に次いで10月13日遷御が行われた。
== 概要 ==

多賀宮は外宮正宮南方の檜尾山(ひのきおやま)にある。別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされる。
山頂にあるので高宮(たかのみや)であったが、縁起のよい字を当て多賀宮(たかのみや)になったと考えられている。従って、多賀大社(こちらは「たが」と濁って読む)やその祭神である伊邪那岐命伊邪那美命とは関係がない。
外宮の別宮は多賀宮のほか境内に土宮(つちのみや)と風宮(かぜのみや)、境外に月夜見宮(つきよみのみや)があるが、多賀宮がもっとも古く、外宮の4別宮のうち、『止由気宮儀式帳』(804年)と『延喜式神名帳』に記載されているのは多賀宮のみである。祭神が外宮の祭神の豊受大御神荒魂である豊受大御神荒魂(とようけのおおみかみのあらみたま)であることから、4別宮の中で最高位とされる。
正宮前の池の横の亀石を過ぎ、土宮と風宮の間にある石段を98段登った丘の上に多賀宮がある。亀石は高倉山の天岩戸の入り口の岩を運んだと伝えられている。
足腰が悪く丘の上に登れない者のために、麓の池のほとりに多賀宮遥拝所が設けられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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