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多軸式圧縮機 : ウィキペディア日本語版
多軸式圧縮機[たじくしきあっしゅくき]

多軸式圧縮機(たじくしきあっしゅくき)とは同軸回転する複数の異なる駆動軸で動く圧縮機のことである。複軸式とも呼ばれ、その数により2軸式と3軸式がある。エアインテイク側から順に低圧圧縮機→高圧圧縮機(3軸式においては中間に中圧圧縮機)の順で空気を圧縮する。
主に軸流式圧縮機において用いられる。遠心式圧縮機においてはそもそも多段化することが少ないため採用例は多くないが軸流遠心併用の場合はそれぞれ異なる駆動軸が用いられることもある。
== 歴史 ==
その歴史は意外に古く、1945年にはドイツで世界初の実用ターボジェットエンジンJumo 004の発展型として2軸式のJumo 012が開発されていた。これは終戦には間に合わず実機が完成しなかったが、戦後ドイツの資料や技術者を確保したアメリカソヴィエト等では後にジェットエンジンの発展に大いに活用されることとなる。1950年代までは単軸が多かったが徐々に多軸化して行き、超音速機には単軸が最適と考えていたゼネラル・エレクトリック超音速と亜音速のいずれにおいても単軸より2軸の方が優秀と認めて方針転換したこともあり軍用民間用を問わず1960年代には多軸が主流となった。ただしソヴィエトにおいては世界に先駆けてターボファンエンジンを開発、実用化したにも拘らずもう少し先まで単軸が開発され、例えばTu-144には単軸ターボジェットが搭載されていた〔コンコルドに搭載されたオリンパスは2軸式ターボジェットである。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「多軸式圧縮機」の詳細全文を読む



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