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多鈕細文鏡[たちゅうさいもんきょう] 多鈕細文鏡(たちゅうさいもんきょう)は、鏡の裏面に紐を通す鈕(ちゅう)が2、3個付いており、細線の幾何学紋様を施した朝鮮半島系の銅鏡である。弥生時代中期前半に伝わった。 == 概要 == 日本列島では、縄文時代に金属製の鏡が大陸から伝わっていなかったが、弥生時代に入って最初に出現したのが中国鏡ではなく、多鈕細文鏡であった。この鏡は、朝鮮半島を中心に一部は遼寧省や沿海州など東北アジアの一角に拡がった。弥生時代中期前半になると日本古来の勾玉(まがたま)などと一緒に副葬品に加わった。近畿地方へは、弥生時代中期頃に銅鏡伝播の第一波として多鈕細文鏡がもたらされた。 流行は短期間であったが、九州から近畿、さらに中部地方(長野県)までの大変広い範囲まで流布している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「多鈕細文鏡」の詳細全文を読む
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