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『夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説』(よるのくもざる むらかみあさひどうちょうたんぺんしょうせつ)は、村上春樹と安西水丸の短編小説(ショートショート)集、画集。 == 概要 == 1995年6月10日、平凡社より刊行。単行本は箱入りだった。単行本の外カバー(段ボール製の箱)は女性の絵である。この絵は『象工場のハッピーエンド』(1983年12月、CBS・ソニー出版)の裏表紙にも使われていて、本書ではイヤリングがつけられた。「彼女はとてもあちこちで人気があり、(中略)再び登場していただくことになった」と安西は述べている〔本書、新潮文庫、249頁。〕。装丁は藤本やすし+キャップ。タイトルについて村上は「『夜のくもざる』は、じつはラヴェルの『夜のガスパール』のパロディーです。似ても似つかないものではありますが。」と述べている〔村上朝日堂ホームページ、読者&村上春樹フォーラム71(2006年5月11日)。〕。 表紙と挿絵は安西水丸。ほぼ4ページの村上春樹の作品にそれぞれ見開きの絵をつけたもの。 「Ⅰ」の15編はJ・プレスの広告として『MEN'S CLUB』などに掲載された。「Ⅱ」の21編はパーカー万年筆のために『太陽』に掲載された。単行本化に際し8編が削られ2編が追加されている。「Ⅰ」の絵はバランスの違いなどの関係で、雑誌掲載されたものではなく描き直されている。 1998年2月26日、新潮社より新潮文庫として文庫化された〔村上春樹 安西水丸『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』|新潮社 〕。 2011年1月に新潮社より刊行された『村上春樹 雑文集』に、本書の選に漏れた作品(「愛なき世界」と「柄谷行人」)が収録された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夜のくもざる―村上朝日堂超短篇小説」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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