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夢想流[むそうりゅう] 夢想流(むそうりゅう)とは、上泉秀信(上泉権右衛門)が開いた居合流派。上泉流、無楽流上泉派、家流ともいう。 上泉秀信は上泉信綱の孫であったとされるが、父である上泉秀胤が新陰流剣術を学ばせず、長野無楽斎から無楽流居合を学ばせたと伝えられる。 やがて秀信は、尾張藩の剣術師範となっていた柳生利厳(柳生兵庫介)のもとを訪れ、そこで利厳の高弟・高田為長(高田三之丞)と試合をした。結果は、1本目のみ高田が勝ったが、2本目以降は上泉が勝った。 これにより、柳生家の門弟や尾張藩の多くの者が入門したという。 秀信は、晩年、もはや居合を遣えなくなったと悟り、弟子が「是入」と号して、隠居した。そして居合を遣えない以上、刀を帯びていても無駄という考えから、隠居後は全く刀を持たなかったという。 秀信の弟子の中で最も傑出していたとされる若林尚好が当流を継承した。若林尚好は藩主・徳川光友にも指南し、以後、尾張藩では当流の師範が代々置かれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夢想流」の詳細全文を読む
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