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大井利江[おおい としえ]
大井 利江(おおい としえ、1948年8月29日〔profile 〕 - )は、岩手県洋野町(旧種市町)出身の陸上競技選手。車いすを使用しており、専門は円盤投げである。 漁師の家に生まれ、高校は定時制の高校へと進学し野球部にも所属、1年生からレギュラーとして活躍し県大会での優勝も果たした。しかし彼が2年生の時に父親の怪我により、家計を支えるため高校を中退しマグロの遠洋漁業の漁師となる。しかし、彼が39歳の時にミッドウェー沖への漁に出ていた際に荒波で船が傾いて漁具が首に落下し頚椎を骨折、首と腕以外の自由を失い、握力もなくなった。〔福祉ネットワーク 〕。その後は水泳を始めるものの思うような記録が残せなかったが、49歳の時より円盤投げに興味を持ち、漁で鍛えた持前の力を生かして徐々に記録を伸ばした。その後も陸上コーチの瀬上健司の指導もあり、55歳の2002年に自身にとって初の国際大会となるアジアオセアニアスポーツ大会で19m97の日本記録を打ち立てて優勝する〔福祉ネットワーク 〕。その後も2004年のアテネパラリンピックで銀メダルを獲得、2006年のIPC世界陸上選手権大会では優勝を果たし、同年のジャパンパラリンピックでは26m62の世界記録を打ち立てた。2008年の北京パラリンピックには世界記録の保持者として出場し、記録の更新はならなかったが上位の2人が1クラス軽い障害の中、3位の銅メダルに終わった〔【パラリンピック】還暦の大井が銅 酒断ちが奏功 陸上男子円盤投げ 〕。 == 出典 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大井利江」の詳細全文を読む
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