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大内氏[おおうちし]
大内氏(おおうちし)は、日本の氏族の一つ。本姓は多々良氏。百済の聖王(聖明王)の第3王子の後裔と称していた。周防国府の介を世襲した在庁官人から守護大名、そして戦国大名へと成長し、周防・長門、石見、豊前、筑前各国の守護職に補任されたほか、最盛期には中国地方と北九州の6か国を実効支配した。家紋は「大内菱」。 == 歴史 ==
=== 出自 === 日本の武家はいわゆる「源平藤橘」やその他の中央の貴族の末裔を称することが多いが、大内氏は百済の聖王(聖明王)の第3王子である琳聖太子の後裔と称している。琳聖太子が日本に渡り、周防国多々良浜に着岸したことから「多々良」と名乗り、後に大内村に居住したことから大内を名字としたとする。しかし琳聖太子の記録は古代にはなく、大内氏が琳聖太子後裔を名乗るのは14世紀以降とされる。また、『新撰姓氏録』に任那系の渡来人として「多々良公(氏)」)が掲載されており、この一族との関連性も考えられる〔松岡久人「大内氏」『大内氏の研究』(清文堂出版、2011年) ISBN 978-4-7924-0952-4 (初出:『地方別・日本の名族 9 中国編』(新人物往来社、1989年))〕〔《日本の苗字7000傑 姓氏類別大観 金官王家(金 氏)》 〕。代々、周防国で周防権介を世襲した在庁官人の出であること以外、実態は不明である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大内氏」の詳細全文を読む
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