|
グレートディバイディング山脈、Great Dividing Range)は大分水嶺山脈、東部高地などとも呼ばれ、オーストラリアで最も重要な山脈であり、世界で4番目に長い山脈である。山脈はクイーンズランド州の東北端沖にあるダウアン島から、ニューサウスウェールズ州の東部海岸地帯に伸び、さらにビクトリア州で西へ方向を変え、最後にビクトリア州西部のグランピアンズの中央平原になる。全長は3,500キロメートル(2,175マイル)以上になる。山脈の幅は変化に富み、約160キロメートルから、300キロメートル以上にもなる〔Shaw, John H., “Collins Australian Encyclopedia”, William Collins Pty Ltd., Sydney, 1984, ISBN 0 00 217315-8〕。オーストラリア大陸の最高峰コジアスコ山 (2,228m、ニューサウスウェールズ州)や、オーストラリアアルプス山脈(ニューサウスウェールズ州南部〜ヴィクトリア州東部)を含む。 海岸の低地と西部の高地の間の急激な隆起は、主に地形効果によって引き起こされるオーストラリアの気候に影響をもたらし、高い起伏のある地域は壮大な渓谷地域となる。 == 概要 == グレートディバイディング山脈は一つの山脈から成り立っていない。つまり、古代からのそして複雑な地史とともに、山脈、台地、高地および崖などから複雑に構成されている。この陸塊の地形区分の名称は、''East Australian Cordillera''(東部オーストラリア大山脈)と呼ばれている。 この山脈の山頂は分水嶺か、もしくは東部へ向かう太平洋へ流れ込む河川の流域と、山脈南部では西へ向かうマレー・ダーリング流域、北部ではカーペンタリア湾へ流れ込む河川の流域の境界によって定められる。山脈の高く起伏の激しい地域においては、山脈の主稜線の一部分を形成する必要はないことに注意すべきだが、主稜線から枝尾根が出ている。 “グレートディバイディング山脈”という言葉は、特に山脈の分水嶺やオーストラリアの東部海岸地帯と中央平原、低地の間の丘陵や山々のすべてを複雑に含むすべての高地に関連している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「グレートディヴァイディング山脈」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Great Dividing Range 」があります。 スポンサード リンク
|