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大動脈スイッチ手術[だいどうみゃくすいっちしゅじゅつ]
小児心臓外科における大動脈スイッチ手術(だいどうみゃくスイッチしゅじゅつ、、ASO)またはジャテン手術()とは、完全大血管転位症 (cTGA) の解剖学的根治を目的とする開心術の一種である。カナダの心臓外科医であるにより提唱され、ブラジルのが初めて成功裏に手術を終えたことから、彼の名に因んでジャテン手術とも呼ばれている。 本術式は肺動脈狭窄 (PS) の無いTGA I型およびII型に対して適応となる。以下に治療法の概略を述べる〔龍野勝彦 他.『心臓血管外科テキスト』.中外医学社.pp 162-168.ISBN 978-4-498-03910-0〕〔Siavosh Khonsari, et al., 古瀬 彰 監訳.『セーフティテクニック 心臓手術アトラス』. 南江堂.pp251-256.ISBN 978-4-524-23944-3〕。 == 手術適応 ==
=== TGA I型 === TGA I型に対する機能的根治術として、1980年代以前はやが行われていたが、術後遠隔期の合併症の問題により1980年代半ばより主流は解剖学的根治術であるジャテン手術へと移っていった。現在では、マスタード手術やセニング手術はジャテン手術の適応にならない症例(Shaher分類 5dなど)に限定されている。ジャテン手術を行うためには左室が体循環を維持するための力を持っていることが必要であり、新生児期の生理的肺高血圧が改善されてくる生後2週間までが良い適応とされる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大動脈スイッチ手術」の詳細全文を読む
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