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大型シノプティック・サーベイ望遠鏡 : ウィキペディア日本語版 | 大型シノプティック・サーベイ望遠鏡[おおがたしのぷてぃっくさーべいぼうえんきょう]
大型シノプティック・サーベイ望遠鏡 (: LSST) は、チリ・パチョン山に建設が予定されている、口径8.4mの可視光赤外線望遠鏡である。アメリカの22の大学・研究所・企業がLSST Corporationを結成して建設・運営に当たる。 ==概要== 3.2ギガピクセルの巨大なカメラを使用し、9.6平方度という超広視野を達成する。この広視野のおかげで、望遠鏡設置場所から観測できる全ての天域の写真をわずか3晩で撮り終えることができる。これを繰り返すことにより、これまで十分に観測できなかったような短い時間スケールで変動する天体 (超新星爆発や地球近傍小惑星など) を詳細に観測することが可能になる。 望遠鏡設置の目的としては、広視野を活かしたダークエネルギーの分布の解明、未知の太陽系天体の探査、突発天体の観測、および銀河系の掃天観測が挙げられている。2014年の公的予算での建設開始、2020年の観測開始を目指して、計画の検討や要素技術の開発が進んでいる〔 〕 。 3.2ギガピクセルのカメラから出力されるデータは一晩で15テラバイト、1年で6.8ペタバイトに達すると見られている。このような巨大なデータをうまく扱うために、GoogleがLSST計画に参加している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大型シノプティック・サーベイ望遠鏡」の詳細全文を読む
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