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大型ハンマー[すれっじはんまー]
大型ハンマー(スレッジハンマー、Sledgehammer)とは、長い柄に、大きく平らな重い主に金属塊(ハンマーヘッド)が取り付けられた道具(槌、つまり、ハンマー)である。なお、英語では、大型ハンマーのことをSledgehammer(スレッジハンマー)と表記するのが一般的だが、まれに、dynamic hammer(ダイナミックハンマー)と呼ぶ場合もある(詳細後述)。 == 概要 == 大型ハンマーの柄の長さは、先端の金属塊(ハンマーヘッド)の質量にかかわらず、50cm - 100cm程度である〔Richards, Robert (1908). Ore Dressing. New York, New York: McGraw-Hill Book Company. p.10〕。ハンマーヘッドの質量は、通常1kg - 3kg程度だが、近頃の業務用の重い大型ハンマーであれば4.5kg - 9.1kgに達する場合もある。このような大型ハンマーの扱い方は、小さなハンマーの扱い方とは異なっている。大型ハンマーを扱うためには、通常両手持ちである必要があり、また、通常腕だけではなく、胴体をも伴った大きな動きが必要となる(対して、例えば小さなハンマーで釘を打つ時は、片手持ちで、しかも、目立つ動きは手首や腕の動きだけである。)。大型ハンマーは、大きいがために(重量があるために、柄の長さが長いために)、小型のハンマーよりも強い力を打撃対象に加えることができる。さらに、この大きな動きが合わさることで、大型ハンマーによる打撃の結果加えられる力は、より強くなる。また、小型のハンマーは比較的狭い範囲に力を集中させて加えるのに対し、大型ハンマーは比較的広い範囲に力を加えることが特徴である。したがって、例えば小さな釘を打ち込む時のような作業に、大型ハンマーは基本的に向いていない。犬釘のような大きな釘を打ち込んだり、さらには、杭を地面に打ち込んだり、構造物を破壊したりといった用途に向く。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大型ハンマー」の詳細全文を読む
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