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大型計算機[おおがたけいさんき] 大型計算機(おおがたけいさんき)とは、大量の情報を処理するため特別に作られた大規模電子式デジタル計算機のことである。「大型になる」ことから「大型の計算機」の意味で大型計算機と言われることもあるが、これはあくまでも「結果」であり、定義上、「物理的に大きな」電子計算機のことではない。 == 概要 == かつて、すなわち第3世代コンピュータ末期から第4世代コンピュータ登場の頃から、大規模な電子式デジタル計算機、すなわち多くの電子デバイスを搭載した高性能コンピュータは、その目的とこれに伴う設計の違いより「スーパーコンピュータ」、「大型計算機」という呼び分けがされていた。すなわち何がしかの複雑な計算を高速で行うことを目的として作られているものを「スーパーコンピュータ」、特別に大量の情報処理を行う目的で作られているものを「大型計算機」と呼んでいた。今日の様の初期のパーソナルコンピュータは、個人ユース目的として、概ね当時の大型計算機の機能と性能を大幅に簡略化したものとして作られた〔城戸健一、安部正人著 『電子計算機 (情報工学入門シリーズ7)』 森北出版株式会社 1995年7月。〕。 その後、パーソナルコンピュータの機能と性能が急速に進歩・充実、概ね2000年以降、かつての大型計算機に匹敵もしくはこれを上回るようになったことから、パーソナルコンピュータへの全面的な置きかえが進み、今日では言葉自体も一般にあまり使われないものになっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大型計算機」の詳細全文を読む
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