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百間山渓谷かもしか牧場[ひゃっけんざんけいこくかもしかぼくじょう]
百間山渓谷かもしか牧場(ひゃっけんざんけいこくかもしかぼくじょう)は、和歌山県田辺市熊野にある、市営のニホンカモシカの飼育牧場。大塔かもしか牧場(大塔村かもしか牧場、大塔カモシカ園)とも。略称「かもしか牧場」。 == 歴史 == 1971年、大塔村(おおとうむら)の百間山渓谷ハイキングコース入り口から熊野川(ゆやがわ)の支流に沿い200m程奥へ入った場所に、ニホンカモシカの繁殖のため開園した〔〔。山の斜面(4,200m²)を利用している〔。ニホンカモシカは国の特別天然記念物であり、保護又は生態の研究のため、環境省と文化庁に許可を得た〔〔〔2005/7/12 梅雨乗り切れずカモシカの赤ちゃん死ぬ 田辺市かもしか牧場 肩落とす関係者(紀伊民報)〕。 ニホンカモシカは天然記念物として人気があり、園のカモシカは大塔観光協会のシンボルキャラクターとして用いられている〔。 ピーク時の1978年に13頭を飼育した〔カモシカの赤ちゃん誕生 和歌山・大塔村かもしか牧場 2003/05/10 10:09 共同通信〕。以後、病気やけがなどで飼育頭数が減り、新たに保護するなど維持をはかったが〔ムサシにお嫁さん? 保護され仲間入り、大塔かもしか牧場 - AGARA紀伊民報 2010年01月19日更新〕、2003年に3頭となり〔、2010年春には「ムサシ」が最期の1頭となった〔百間山渓谷とかもしか牧場 日本風景街道 熊野 ~シーニックバイウェイ紀南~ NPO法人市民の力わかやま〕。田辺市の審議会でも飼育や繁殖がうまくいかないことが気にされている〔田辺市 平成19年4月26日〕。 2011年、台風12号の集中豪雨で一帯は警戒区域又は避難区域となり、飼育するカモシカ雄の「ムサシ」一頭が取り残され孤立したり、また、その後の飼育を続行するのも困難となり〔「ムサシ」は無事です 土石流災害で孤立のカモシカ - AGARA紀伊民報 2011年09月27日更新〕、ムサシを富山市ファミリーパークへ避難させた〔孤立カモシカ「ムサシ」 富山の動物公園へ - AGARA紀伊民報 2011年10月25日更新〕〔台風で孤立のカモシカ到着 富山の動物園、和歌山から - 47NEWS(よんななニュース) 2011/11/15 12:02 共同通信〕。行政やパークの担当者によると、「牧場への道路が寸断され、管理事務所は濁流に流された」とし、かもしか牧場が観光客を呼べる状態になるには数年かかるという見方を示した〔中日新聞:ニホンカモシカ:記者コラム 越中春秋:富山(CHUNICHI Web) 2011年11月25日〕〔富山へ一時避難 ニホンカモシカのムサシ - AGARA紀伊民報 2011年11月15日更新〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「百間山渓谷かもしか牧場」の詳細全文を読む
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