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大威徳寺[だいいとくじ]
大威徳寺(だいいとくじ)は大阪府岸和田市にある天台宗の仏教寺院。紅葉の名所として名高い牛滝山の山中に位置する。室町時代建立の多宝塔は国の重要文化財に指定されている。 ==概要== 修験道の開祖役行者(役小角)が牛滝山に開いたと伝承される山岳寺院で、古来、葛城修験道の霊場として尊崇を集めてきた。 寺号は、比叡山の学僧であった恵亮が、境内にある「三の滝」での修行中に滝の中から牛に乗った大威徳明王が現れたのを見、その姿を彫って本尊として祀ったことが由来とされる(大威徳明王像は通例、水牛の背に騎乗した姿で造像される)。 空海も当山で修行をし、多宝塔などを建立したと伝える。多宝塔は室町時代に再建された後、戦国時代の兵火を潜り抜けて、現在に伝わっている。近世までは真言宗と天台宗の兼学寺院であった。かつては多くの子院を有し、真言系の本坊と、恵亮の流れを汲む天台系の穀屋坊との間で開基をめぐる争いもあったが、明治45年(1912年)に至り本坊も天台宗となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大威徳寺」の詳細全文を読む
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