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大学生ダメ論[だいがくせいだめろん]
大学生ダメ論(だいがくせいダメろん)とは戦後の日本社会で口にされるようになった教育論争である。現在においてもメディアの論調として登場する。 == はじめに == 大学教育及び大学生研究に関して著名な溝上慎一は大学生ダメ論のはじまりについて以下のように述べている。 太平洋戦争の敗戦後、日本においてGHQ主導による教育改革が実施され、1947年に教育基本法及び学校教育法が制定された。これによって幼稚園から大学までの単線型学制が定められ、これまでの旧制度下の複線型であった学校体系は6(小学校)・3(中学校)・3(高等学校)・4(大学)の単線型の学校体系に改められたことにより、進学途上における多くの袋小路や制度上の壁が除去された。これにより、これまでの帝国大学や旧制高等学校、大学予科、高等師範学校、師範学校、青年師範学校、各種の専門学校、そのほかの教員養成所などが、すべて一括で大学と称されることとなった。これによって各地の旧制専門学校、師範学校等が次々と、いとも簡単に大学に昇格する光景は、戦前までの大学観を大きく低下させるとともに、大学生の数も大幅に増加し、これまで「学生さん」「学士様」などと呼ばれ特別扱いを受けていた学生観も権威も一新され、実力、素質の低下を含めた大学や大学生の社会的地位の下落招き、それを皮肉るものとして駅弁大学という言葉が生まれた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大学生ダメ論」の詳細全文を読む
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