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大屋駅[おおやえき]
大屋駅(おおやえき)は、長野県上田市大屋にあるしなの鉄道しなの鉄道線の駅である。 == 歴史 == 明治初期には諏訪地域の蚕糸業者は、甲州街道を使用して甲武鉄道の八王子駅まで生糸を陸送していたが、1888年(明治21年)に信越本線が開通すると、和田峠を越えて信越本線の田中駅まで陸送するようになった。しかし諏訪地域から田中駅までは遠く不便であったため、諏訪地方の養蚕業者や地域住民が陳情を行った結果、国内初の請願駅として1896年(明治29年)に田中駅 - 上田駅の間に大家駅〔参考文献『鉄道』(p.92)の原文ママ。おそらく当駅(大屋駅)のことと思われる。〕が開業した。これによって生糸の輸出港である横浜までの輸送時間が大幅に短縮され、輸出相場に対応した出荷が可能となった。日本初の請願駅として駅前に石の碑文が設置されている〔山浦直人(交通史研究者)、おらほ放送局(長野大学前川道博研究室)〕。 こうした生糸輸送をめぐる当駅の持つ歴史的意義について、日本の産業近代化に貢献した産業遺産としての価値を持っていると評価されたことから、2007年(平成19年)には上田市の製糸関連遺産として信州大学繊維学部講堂などと共に、経済産業省の近代化産業遺産に認定された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大屋駅」の詳細全文を読む
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