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大嶽忠博 : ウィキペディア日本語版
大竜忠博[だいりゅう ただひろ]

大竜 忠博(だいりゅう ただひろ、1960年9月30日 - )は、大阪府大阪市西成区出身で大嶽部屋(旧大鵬部屋)所属の元大相撲力士。本名は、佐藤 忠博(さとう ただひろ)、旧姓は永本(ながもと)、帰化前は黄 忠博(ファン チュンパク)。身長181cm、体重157kg、血液型B型。得意手は左四つ、寄り。最高位は東十両4枚目(1994年11月場所)。現在は、年寄大嶽
== 来歴 ==
中学校ではサッカー部に所属していたが、卒業後に知人の紹介で大鵬部屋に入門する。
1976年5月場所に初土俵を踏み、順調に番付を上げ、1979年7月場所には18歳の若さで幕下に昇進したが、以降9年近く幕下で相撲を取る。1988年3月場所に十両に昇進。8勝7敗と勝ち越し、十両に定着した。怪我もあり、何度か幕下に陥落したが、左四つ得意で1994年11月場所には自己最高位の東十両4枚目まで番付を上げた。幕内昇進の期待も有ったが6勝9敗と負け越し入幕はならなかった。
1995年5月場所中に右膝を故障。途中休場し翌7月場所に幕下に陥落した。それ以降、2回十両に復帰したが、右膝の調子が思わしくなく、2回とも負け越し幕下に陥落している。
1997年7月場所を最後に現役を引退。幕内経験は無かったが、当時の規定では十両連続20場所、又は十両通算25場所以上経験した力士に年寄資格があったため、年寄・大嶽を借りて15代として襲名した。最高位が十両であった力士が年寄を襲名したのは森ノ里改め11代尾上以来40年ぶりの出来事であった。以後佐ノ山山響を経て年寄・二子山を襲名し、大嶽部屋の部屋付きの親方として後進の指導に当たっていた。日本相撲協会では長きに渡り決まり手係を務め、大山親方(元前頭2・大飛)の右腕となり、新たな決まり手の整理・命名の取り纏めに取り組んだ。また、指導熱心で真面目な性格が買われ、引退直後から相撲教習所の実技担当講師として指導し、入門間もない若い力士の信頼を得た〔教習所担当時代には、尾車部屋に入門したばかりの嘉風が、当時佐ノ山を襲名していた大竜に対して、「周りから先生(大竜)に似てるって良く言われるんですよ。」と話しかけたてきたことを嬉しそうに周囲に話すなど、新弟子思いの一面が垣間見えた。〕。
2010年7月、16代大嶽(元関脇貴闘力)が大相撲野球賭博問題で協会から解雇処分を受けたため、17代大嶽として年寄名跡を取得・再襲名した上で部屋を継承した。事務能力に非常に長けており、協会内での評価も高いという。指導者としては初のムスリム力士の大砂嵐らを育成している。
大鵬から先代大嶽に引き継がれた露鵬が素行不良の末に大麻問題で解雇された前例を教訓として大砂嵐の生活指導を徹底している。幕下時代の大砂嵐が他の部屋の力士から食事に誘われた際、「土俵に上がったらみんな敵。情が湧いてしまってはいけない」と許さず、2013年9月場所初日前日に「ストレス発散のために秋葉原をぶらぶら歩きたい」と申し出た際も、却下したという。こうした方針については「がんじがらめにするのが正解なのかはわからない」と手探り状態だが「遊びたいなら相撲をやめて好きにすればいい。横綱になるという夢があるのだから、そこに近づくためにどうしたらいいか考えなければ」とも明かしている。〔稽古も生活も、ぐんぐん吸収 大相撲・大砂嵐(下) 日本経済新聞 2014/1/18 7:00 〕
新入幕の決定した大砂嵐に対して「外出は許可制、門限は午後10時、彼女を作る必要もない」と厳しい態度を今後も取り続ける意向を示した。また、入幕会見中に大砂嵐が自身を「オレ」と呼んだ際はその都度「オレではない、私」と訂正を促す一幕があった。〔大砂嵐「速すぎ」新入幕 nikkansports.com 2013年10月29日9時32分 紙面から〕
2014年の日本相撲協会の公益財団法人移行に際して、評議員として選任され、2014年3月場所の番付から、評議員として本名の「佐藤 忠博」名義で番付に記載された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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