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大悲閣 : ウィキペディア日本語版
千光寺 (京都市)[せんこうじ]

千光寺(せんこうじ)は、京都府京都市西京区にある黄檗宗の寺院。山号は大悲閣山。本尊は恵心僧都作といわれる千手観音菩薩。江戸時代の豪商角倉了以の木像があることで知られる。境内にある、切り立った岩肌に建つ舞台造りの観音堂(客殿とも)は大悲閣と呼ばれるため、寺そのものの別称も「大悲閣」と呼ばれる。
==歴史==
この寺の創建年代等については不詳であるが、当初は現在の嵯峨清涼寺の近くにあり、後嵯峨天皇の祈願所であったが長らく衰退していた。江戸時代初期、豪商角倉了以が、大堰川を開削する工事で亡くなった人々を弔うために、嵯峨の中院にあった千光寺を現在地に移転させた。
明治維新で一旦衰退した後、大悲閣以外や境内を失った後、徐々に本堂などを再建したが、1959年の伊勢湾台風により大きな被害を受けた。本堂も大悲閣も屋根の多くが飛び、仮補修でしのいできたが、1978年に本堂は解体された。その後現在の仮本堂や仮庫裏が建てられるが、小規模なプレハブ建築である。大悲閣も長らく仮補修の状態で、舞台造りの建物は金属ワイヤで支えられ、ワイヤを隠すため床下の木組み部分を工事用の白いシートで覆われ、欄干部分に出ることはできず、窓の部分にはワイヤがX字に交差して風景を邪魔する状態が長く続いた。2012年になり正式な改修工事が行われ、大悲閣は元の姿を取り戻した。
現在の大悲閣は、保津川の開削を計画した角倉了以や、その一族(外祖父)で塵劫記の著者の吉田光由に因み、そろばんや数学・理学向上の寺ともされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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