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大慶寺[たいけいじ]
大慶寺(たいけいじ)は、神奈川県鎌倉市にある臨済宗円覚寺派の寺院である。山号は霊照山、本尊は釈迦如来。 == 歴史 == 創建は弘安年間と伝わる。創建当時は現在より南東(梶原1丁目、現鎌倉市立深沢中学校付近)にあった。 1386年(至徳元年)には関東十刹と列せられるなど、鎌倉幕府・室町幕府による禅宗保護の政策により発展し、深沢周辺に広大な寺域をもった。大慶寺周辺一帯は「寺分」という地名だが、これは「大慶寺の寺域」に由来する地名で、往時の広さを推測できる。 しかし、1512年(永正9年)には北条早雲の軍勢に寺が焼き払われ、その後も上杉謙信の鎌倉侵攻(小田原城の戦い)の影響をうけ、本尊はじめ諸像を円覚寺に退避させるなど、戦乱の影響によって次第に衰退していき廃寺となった。1841年(天保12年)に成立した新編相模国風土記稿には「大慶廃寺」との記載があり、江戸時代後期には廃絶していたと推測される。 その後、1943年(昭和19年)に大慶寺の塔頭だった「方外庵」を大慶寺に改称し、現在に至っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大慶寺」の詳細全文を読む
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