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大智[だいち]
大智(だいち、正応3年(1290年)- 正平21年/貞治5年12月10日(1367年1月10日))は、鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての曹洞宗の僧。肥後国の出身。 == 略歴 == 肥後国宇土郡長崎(現・熊本県宇城市不知火町)生まれ。幼名は萬仲〔熊本教育振興会編『肥後の人物ものがたり』(熊本教育振興会事務局、1988年、18-19頁)〕。7歳の時大慈寺の寒巌義尹に師事し、義尹の没後は鎌倉建長寺・京都法観寺・加賀大乗寺などを訪れている。1314年(正和3年)中国(元)に渡り、古林清茂、雲外雲岫(うんがいうんしゅう)らに学び、1324年(正中元年)日本に帰国した後は、瑩山紹瑾の指示により明峰素哲のもとで参禅した。その後加賀国に祇陀寺を開創し、さらに肥後国に聖護寺を開創、また肥後菊池氏の帰依を受けて廣福寺を創建し、菊地氏一族に大きな精神的影響を与えた。1353年(正平8年/文和2年)には有馬澄世の招きにより肥前国加津佐(現長崎県南島原市加津佐町)に赴き、水月山円通寺を創建。1366年(正平21年/承和5年)、同地で没した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大智」の詳細全文を読む
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