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大本事件[おおもとじけん]
大本事件（おおもとじけん）は、新宗教「大本」の宗教活動に対して、日本の内務省が行った宗教弾圧である。大本弾圧事件とも呼ばれる。1921年（大正10年）に起こった第一次大本事件と、1935年（昭和10年）に起こった第二次大本事件の2つがある。特に第二次大本事件における当局の攻撃は激しく、大本は壊滅的打撃を受けた。
== 概要 ==
大本事件は国家権力による宗教団体への統制と弾圧であり〔#宗教の昭和史19頁〕、一種の国策捜査であった〔#大本襲撃65頁〕。同時に国家神道と新宗教の神話体系・歴史観の対立という側面も強い〔#神々の目覚め250.260頁、#宗教の昭和史49頁〕。第二次大本事件は第一次大本事件にくらべて遥かに大規模であり、また昭和史に与えた影響も大きいが、その評価は現代でも定まっていない〔#宗教の昭和史21頁、#大本襲撃242頁〕。大本聖師/二代教主輔出口王仁三郎についての解釈が難しいからである〔#宗教の昭和史33頁、#大本襲撃311-312頁、#社会的他界的宗教175頁〕。二度とも王仁三郎逮捕の後に大本の建造物は破壊され、信者の中から分派（第一次事件前後では神道天行居・生長の家など。第二次事件前後では世界救世教・三五教など）が独立した〔#神々のラッシュアワー98-99頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』
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