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大林太良[おおばやし たりょう] 大林 太良(おおばやし たりょう、1929年(昭和4年)5月10日 - 2001年(平成13年)4月12日)は日本の民族学者。東京大学名誉教授。従四位勲三等旭日中綬章。東京都生まれ、愛知県育ち。 ==人物== 民族学と比較神話学の研究から出発して、日本の神話をアジア諸国の神話と比較しつつ、神話には伝播説と普遍心性説とがある中で、ユーラシア大陸の古代における交流を証明することで、有史以前の広範な伝播の仮説を打ち立てた。晩年は東京女子大学を定年より早く退職し、世界中の神話の中で太陽や月、星、王権や死などがどのように語られているかを項目ごとにまとめる壮大な作業に着手し、その端緒として大著『銀河の道 虹の架け橋』を著した〔吉田敦彦「民族学者・大林太良氏を悼む。 神話研究に不滅の価値」『朝日新聞』2001年(平成13年)4月13日付(夕刊)。〕。次の構想として月の神話をまとめたいと語り、星や虹を研究する意図を「人類の精神史」を描くためと語っていたが、志半ばで肝硬変に倒れた〔「惜別 民族学者大林太良さん 星や虹から神話を研究」『朝日新聞』2001年(平成13年)5月14日付(夕刊)5面〕。
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