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大楢 : ウィキペディア日本語版
ミズナラ

ミズナラ(水楢、学名:''Quercus crispula'' )は、ブナ科コナラ属の落葉広葉樹。温帯の落葉広葉樹林の代表的構成種である。別名、オオナラ(大楢)〔樹皮・葉でわかる樹木図鑑 (2011)、65頁〕。
シノニムは ''Quercus mongolica'' var. ''crispula''。これは本種を北東アジアの広範囲に分布するモンゴリナラ変種と考えての扱いである。
==特徴==
近縁のコナラクヌギより寒冷な気候を好み、鹿児島県高隈山を南限に、北は北海道から樺太・南千島まで分布する。日本の山地から亜高山帯にかけて自生している〔。ブナと並んで落葉広葉樹林の主要樹種の一つである。ブナに比べると、やや明るい場所を好む。樹高は、大きなものでは35 mに達する。葉はつやのない緑で、コナラよりももっと波打つようなはっきりした鋸歯(輪郭のギザギザ)がある。5-6月に〔長さ5 cmほどの花を咲かせ、秋には実(ドングリ)が熟す。
なお、日本国内ではミズナラから派生した変種としてフモトミズナラ(近年まで”モンゴリナラ”と呼ばれてきた丘陵帯分布の集団)およびミヤマナラ(偽高山帯分布の矮性個体の集団)の存在が知られている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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