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軍毅[ぐんき] 軍毅(ぐんき)は、古代日本の軍団を統率した官職で、大毅、少毅、毅の総称である。1軍団に軍毅が複数いるときには1名の長官を大毅、1名か2名の次官を少毅といった。軍毅が1人しかいない軍団ではその1名を毅といった。郡司と同じく地元の有力者から任命され、国司の指揮下にあった。外官の武官である〔外官は京官に対するもので、地方で任用される。武官は文官に対するもので、軍事警察を任務とする。〕。 == 用語 == 軍団について規定する養老律令軍防令に軍毅という総称はなく、その前の大宝律令にもなかったとされる。史料上の初見は天平4年(732年)の越前国郡稲帳である〔橋本裕「軍毅についての一考察」7頁。〕。養老3年(719年)頃まで軍毅のことは大少毅(まれに大小毅)と呼んでいた。この年の軍制改革で小型の軍団が出現し、大毅でも少毅でもない毅という官職ができたことが、軍毅という言葉が生まれた理由ではないかという〔橋本裕「軍毅についての一考察」、『律令軍団制の研究』増補版7-9頁。〕。
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