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アポクリン腺[あぽくりんせん]
アポクリン腺(アポクリンせん、)は、動物の外分泌腺の一様式。離出分泌腺(りしゅつぶんぴつせん)とも呼ぶ〔。乳腺や後述の大汗腺がこの分泌様式である。 あるいは、アポクリン腺一般のなかから特に、哺乳類の皮膚に存在する汗腺のうち、アポクリン腺様式の分泌をする大汗腺を特に指して呼ぶことも多い。 == 離出分泌腺(アポクリン腺) == 外分泌腺のうち、皮脂腺の様に腺細胞自体が内部に分泌物を蓄えた後に全体が崩壊して外部に排出される様式を全分泌腺(ホロクリン腺)、細胞体は壊れずに腺細胞の生成した分泌物のみ細胞から浸出する様式を漏出分泌腺(エクリン腺)と呼び、この両者の中間的な様式を離出分泌腺(アポクリン腺)と呼ぶ。すなわち、腺細胞が分泌物を生成し、内部に蓄えると、それを保持した細胞の一部が細胞の本体からちぎれて排出され、細胞本体は崩壊せずに繰り返し分泌物をつくりだす。漏出分泌腺と離出分泌腺は厳密には連続する側面があり、漏出分泌腺の腺細胞からも、微細な細胞断片が離出していることが確認されている場合がある。 代表的なものは乳腺で、乳汁はアポクリン腺様式の分泌によって生成する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アポクリン腺」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Apocrine sweat gland 」があります。
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