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大江為基[おおえ の ためもと] 大江 為基(おおえ の ためもと、生没年不詳)は、平安時代中期の貴族・歌人。大江斉光の次男(一説には長男)で、母は桜嶋忠信の娘。妻は高階成忠の娘で藤原伊周兄弟の叔母にあたる。法号は寂定とされる。 文章博士や三河守を経て従五位下摂津守になるも、病のために図書権頭に遷される。更に妻の死をきっかけに出家して浄土信仰の道に進んだ。『続本朝往生伝』には、死んだ後に一度は蘇生したが、死後に極楽往生できるものの、最下層の「下品下生」に留まることを知って無念の気持ちを表したと伝えている。『拾遺和歌集』など、勅撰和歌集に6首採録されている。また、結婚以前は赤染衛門と恋愛関係にあったとされ、『赤染衛門集』に為基の歌が多数採録されている。 == 参考文献 ==
*上村悦子「大江為基」(『平安時代史事典』(角川書店、1994年) ISBN 978-4-04-031700-7) *井上辰雄『平安儒家の家 大江家のひとびと』塙書房、2014年 ISBN 978-4-8273-1265-2 第4章「大江斉光」
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大江為基」の詳細全文を読む
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