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大河津分水路 : ウィキペディア日本語版
大河津分水[おおこうづぶんすい]

大河津分水(おおこうづぶんすい、大河津分水路)は、信濃川新潟県燕市(分水地区)にて分流し、長岡市(寺泊地域)を経て日本海に注ぐ分水路である。 新信濃川とも呼ばれる。
== 概要 ==
全長は9.1km。川幅は分流点の分水側に設置されている大河津可動堰付近では約720mあるのに対し、河口付近では約180mとなっている。通常、川は河口へ向かうほど幅が広くなるが大河津分水では逆となっている。これは、河口付近2kmが山地となっているため掘削土砂量を減らすこと、及び川幅を狭め河床を急勾配にする事によって流速を早め、洪水時により多くの水を流すように設計したためである。
本川・分水分岐点には双方に堰を設けている。通常時は本川側の洗堰を開き、下流域の用水として毎秒270立方メートルまで流し、それ以上は可動堰から分水路に放流する。分流点より本川下流側が洪水の時には洗堰を閉じ、全水量を分水路から直接日本海に放流する。一方渇水時には可動堰を閉じ、全水量を洗堰から本川へ流す。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「大河津分水」の詳細全文を読む



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