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大洋フェリー : ウィキペディア日本語版
名門大洋フェリー[めいもんたいようふぇりー]

株式会社名門大洋フェリー(めいもんたいようフェリー、''MEIMON TAIYO FERRY CO., LTD.'')は、大阪市西区江戸堀に本社を置く海運会社。大阪から北九州へのフェリー航路を運航している。商船三井ケイハン (京都市中京区)の2社が折半で出資している。
なお、社名の「名門」とは、由緒ある門地や門閥という一般的な意味ではなく、母体企業の一つが「名門カーフェリー」の社名で名古屋と門司を結ぶ航路を開設していたことに由来する。
== 沿革 ==
※【名】名門カーフェリー 【大】大洋フェリー(両社合併まで)
*1970年
 *3月 - 【大】大阪苅田間のフェリー運航を目的に「大洋フェリー」を設立。後に商船三井が出資し傘下におさめる。
 *11月 - 【名】京都市に本社を置く京阪練炭工業(現・ケイハン)が母体となり、「名門カーフェリー」を設立。
*1972年
 *5月 - 【名】四日市新門司航路を開設。第1船「フェリーかしい」就航。
 *7月 - 【名】四日市~新門司航路に第2船「フェリーあつた」就航。同航路は毎日運航となる。
 *10月 - 【名】四日市~新門司航路を名古屋まで延長する。
*1973年
 *4月
  *【名】大阪~新門司航路を開設。第1船「フェリーすみよし」就航。
  *【大】大阪~苅田航路を開設。第1船「おりおん」就航。
 *6月 - 【名】大阪~新門司航路に第2船「フェリーはこざき」就航。同航路は毎日運航となる。
 *7月 - 【大】大阪~苅田航路に第2船「ぺがさす」就航。同航路は毎日運航となる。
*1976年
 *4月 - 【名】名古屋~新門司航路の運航を休止(「フェリーあつた」は係船後、大阪~新門司航路に就航)。
 *11月 - 【大】日本高速フェリーの「さんふらわあ」「さんふらわあ2」を64億円で購入(親会社の商船三井が債務保証)。
*1977年3月 - 【大】「さんふらわあ」「さんふわわあ2」が、大阪~苅田航路に就航。
*1979年6月 - 【大】「さんふらわあ」「さんふらわあ2」に、旅客設備のグレードアップを主体とする改装工事を実施。
*1982年2月 - 【名・大】名門カーフェリーと大洋フェリーの両社が合併協議を開始する。
*1983年3月 - 中国自動車道が全線開通し、大阪と北九州が高速道路で直結される。
:フェリーから陸路への移行が進んだため、フェリーの利用率は前年比7%の減少となった。
*1984年
 *11月 - 【名・大】両社が合併を前提に新会社「名門大洋フェリー」を設立。苅田航路を廃止して航路を大阪~新門司航路に集約し、新会社が両社のフェリーをチャーターする方式で1日2往復の運航を行うことが決定される。
 *12月 - 【名・大】名門大洋フェリーとして、大阪~新門司航路(1日2往復)運航を開始。「ぺがさす」(2代目)就航。「おりおん」復帰。ファンネルマークを、現在使用している「MTマーク」に変更する。
*1986年3月 - 【名・大】名門カーフェリーと大洋フェリーが対等合併し、両社が設立した新会社「名門大洋フェリー」を吸収し発足。
*1989年
 *1月 - 大阪~新門司航路に新造船「ニューぺがさす」就航。
 *3月 - 大阪~新門司航路に新造船「ニューおりおん」就航。
*1992年
 *1月 - 大阪~新門司航路に新造船「フェリーおおさか」就航。
 *4月
  * 大阪~新門司航路の愛称をシティラインCITY LINE)と命名。各船の青色塗装部分に“CITY LINE”の文字が入れられる。
   *「ニューぺがさす」は「フェリーきょうと」に、「ニューおりおん」は「フェリーふくおか」にそれぞれ改名され、大洋フェリー時代からの船名が姿を消した。
  * 大阪~新門司航路に新造船「フェリーきたきゅうしゅう」就航。
*2002年
 *8月 - 大阪~新門司航路に新造船「フェリーきょうと2」就航。
 *10月 - 大阪~新門司航路に新造船「フェリーふくおか2」就航。
:2002年新造の両船には、船首付近の両舷にかもめのイラストが描かれた(このイラストは、その後「フェリーおおさか」「フェリーきたきゅうしゅう」にも描かれた)。
*2005年10月 - 燃料油価格変動調整金を設定。
*2007年
 *4月 - シーズン別運賃を設定し、通常期運賃と繁忙期運賃の2本立てとなる。
 *10月 - 第1便の出航時間を変更(所要時間を20分増加)するダイヤ改定を実施。
*2008年7月 - 第2便の出航時間を変更(所要時間を30分増加)するダイヤ改定を実施。
*2015年
 *8月24日 - 新門司港ターミナル改築工事が完成。
 *9月16日 - 「フェリーおおさかII」就航、「フェリーおおさか」最終航海。
 *11月28日 - 「フェリーきたきゅうしゅう」最終航海。
 *11月29日 - 「フェリーきたきゅうしゅうII」就航。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「名門大洋フェリー」の詳細全文を読む



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