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大津電車軌道1形電車[おおつでんしゃきどう1がたでんしゃ]
大津電車軌道1形電車(おおつでんしゃきどう1がたでんしゃ)は大津電車軌道(京阪電気鉄道の前身の一つ)が開業に備え、1913年(大正2年)に製造させた電車である。 == 概要 == 大津電車軌道の大津駅(現・浜大津駅) - 膳所駅(現・膳所本町駅)間の開業に向け、1913年に名古屋電車製作所で10両が製造された。正面非貫通3枚窓、側面の窓配置はD8D、モニター屋根の小型木造の4輪単車で、ポール集電、救助網、ステップ付と路面電車型であった。電装品はAEG製、台車はマウンテンギブソン21EMである。 1929年(昭和4年)の京阪電気鉄道との合併後の改番で80型 (80 - 89) となり、引き続き石山坂本線で使用されていた。80は1930年(昭和5年)に廃車となった。89は1935年(昭和10年)に京都市電気局(京都市電)に譲渡され182となった〔この譲渡は、伏見稲荷駅南側の京都市電稲荷線との平面交差で起きた衝突事故で全損した市電車両の代物弁済として行われた。〕が、1940年(昭和15年)に廃車となっている。残る8両は70型の京津線への大量投入により、押し出される形で20形、30型が石山坂本線に転属したことで1948年(昭和23年)から1950年(昭和25年)にかけて廃車となり形式消滅した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大津電車軌道1形電車」の詳細全文を読む
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