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大潮又吉[おおしお またきち] 大潮 又吉(おおしお またきち、1893年2月24日 - 1964年4月16日)は、大相撲の力士。陸奥部屋所属。最高位は東関脇。福岡県山門郡大和町(現在の柳川市)出身。本名は塩塚 又吉。現役時代の体格は182cm、90kg。得意手は右四つ、吊り、寄り、上手投げ、突っ張り。 == 来歴 == 1911年(明治44年)6月場所、序ノ口で初土俵を踏んだ。5年後の1916年(大正5年)5月場所に十両昇進、その翌年、1917年(大正6年)5月場所には入幕を果たした。この場所、初日から勝ち続けて9連勝、千秋楽こそ預りとなったものの9勝1預無敗の堂々たる成績で優勝旗手となった(この場所、優勝は同成績の大関栃木山)。新入幕力士の無敗は1914年(大正3年)5月場所の前頭14枚目両國以来の快挙で、その後も1945年(昭和20年)11月場所の前頭10枚目千代ノ山を最後に出ていない。 2場所後の1918年(大正7年)5月場所には早くも関脇に昇進、この場所負け越すも1920年(大正9年)1月場所では5日目に25連勝中だった横綱栃木山を渡し込みで破って金星を獲得するなど活躍し2回目の優勝旗手となった。 長身痩躯ながら筋骨逞しく怪力で足腰も強靱だったという。その強い力と足腰を生かしての上手投げがあり、吊り、足癖、さらに突っ張りもありと組んでよし離れてよしの取り口、時にあっけない相撲で敗れることもあったが、その素質から将来の大関と目す声もあった。しかし大酒が過ぎたこともあって体調を崩し、1921年1月場所に再び関脇に返り咲くもこの場所全休、さらに翌場所も全休してそのまま28歳の若さで引退、年寄にもならず角界を去ってしまった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大潮又吉」の詳細全文を読む
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